コマンドラインインストール
コマンドラインを使用してローカルでESET Endpoint Securityをインストールするか、ESET PROTECTからクライアントタスクを使用してリモートでインストールできます。
サポートされているパラメータ
APPDIR= <path>
- path - 有効なディレクトリパス
- アプリケーションインストールディレクトリ。
APPDATADIR= <path>
- path - 有効なディレクトリパス
- アプリケーションデータインストールディレクトリ。
MODULEDIR= <path>
- path - 有効なディレクトリパス
- モジュールインストールディレクトリ。
ADDLOCAL= <list>
- コンポーネントインストール - ローカルでインストールされる必須以外の機能のリスト。
- ESET .msiパッケージでの使用方法: ees_nt64_ENU.msi /qn ADDLOCAL=<list>
- ADDLOCALプロパティの詳細については、http://msdn.microsoft.com/en-us/library/aa367536%28v=vs.85%29.aspxを参照してください。
ADDEXCLUDE= <list>
- ADDEXCLUDEリストは、インストールされないすべての機能名のカンマ区切りのリストであり、古いREMOVEに代わるものです。
- インストールしない機能を選択するときには、パス全体(すべてのサブ機能など)と関連する非表示の機能を明示的にリストに含める必要があります。
- ESET .msiパッケージでの使用方法: ees_nt64_enu.msi /qn ADDEXCLUDE=Firewall,Network
ADDEXCLUDEはADDLOCALとともに使用できません。 |
適切なコマンドラインスイッチで使用されるmsiexecバージョンについては、ドキュメントを参照してください。
ルール
- ADDLOCALリストは、インストールされるすべての機能名のカンマ区切り値リストです。
- インストールする機能を選択するときには、パス全体(すべての親機能)が明示的にリストに含まれる必要があります。
- 正しい使用方法については、追加ルールを参照してください。
コンポーネントと機能
ADDLOCAL/ADDEXCLUDEパラメーターを使用したコンポーネントインストールは、ESET Endpoint Antivirusで動作しません。 |
機能は4つのカテゴリに分類されます。
- 必須 – 機能は常にインストールされます。
- オプション – 機能の選択を解除して、インストールされないようにすることができます。
- 非表示 – 他の機能が正常に動作するために必要な論理機能。
- プレースホルダ - 製品には影響がない機能。ただし、サブ機能とともにリストに含まれます。
ESET Endpoint Securityの機能セットは次とおりです。
説明 |
機能名 |
機能親 |
存在 |
---|---|---|---|
基本プログラムコンポーネント |
Computer |
|
プレースホルダ |
検出エンジン |
Antivirus |
Computer |
必須 |
検出エンジン/マルウェア検査 |
Scan |
Computer |
必須 |
検出エンジン/リアルタイムファイルシステム保護 |
RealtimeProtection |
Computer |
必須 |
検出エンジン/マルウェア検査/ドキュメント保護 |
DocumentProtection |
Antivirus |
任意 |
デバイスコントロール |
DeviceControl |
Computer |
任意 |
ネットワーク保護 |
Network |
|
プレースホルダ |
ネットワーク保護/ファイアウォール |
Firewall |
Network |
任意 |
ネットワーク保護/ネットワーク攻撃保護/... |
IdsAndBotnetProtection |
Network |
任意 |
安全なブラウザー |
OnlinePaymentProtection |
WebAndEmail |
任意 |
Webとメール |
WebAndEmail |
|
プレースホルダ |
Webと電子メール/プロトコルフィルタリング |
ProtocolFiltering |
WebAndEmail |
非表示 |
Webと電子メール/Webアクセス保護 |
WebAccessProtection |
WebAndEmail |
任意 |
Webと電子メール/電子メールクライアント保護 |
EmailClientProtection |
WebAndEmail |
任意 |
Webと電子メール/電子メールクライアント保護/電子メールクライアント |
MailPlugins |
EmailClientProtection |
非表示 |
Webと電子メール/電子メールクライアント保護/迷惑メール対策保護 |
Antispam |
EmailClientProtection |
任意 |
Webと電子メール/Webコントロール |
WebControl |
WebAndEmail |
任意 |
ツール/ESET RMM |
Rmm |
|
任意 |
アップデート/プロファイル/アップデートミラー |
UpdateMirror |
|
任意 |
EnterpriseInspector |
|
非表示 |
グループ機能セット:
説明 |
機能名 |
機能の存在 |
---|---|---|
すべての必須機能 |
_Base |
非表示 |
すべての使用可能な機能 |
ALL |
非表示 |
追加ルール
- WebAndEmail機能がインストールに選択されている場合、非表示のProtocolFiltering機能をリストに含める必要があります。
- すべての機能の名前は大文字と小文字を区別します。たとえば、UpdateMirrorはUPDATEMIRRORと同じではありません。
構成プロパティのリスト
プロパティ |
値 |
機能 |
---|---|---|
CFG_POTENTIALLYUNWANTED_ENABLED= |
0 - 無効 |
|
CFG_LIVEGRID_ENABLED= |
以下のLiveGridプロパティを参照 |
|
FIRSTSCAN_ENABLE= |
0 - 無効 |
インストール後にコンピューターの検査をスケジュールして実行 |
CFG_PROXY_ENABLED= |
0 - 無効 |
プロキシサーバーの設定 |
CFG_PROXY_ADDRESS= |
<ip> |
プロキシサーバーIPアドレス |
CFG_PROXY_PORT= |
<port> |
プロキシサーバーポート番号 |
CFG_PROXY_USERNAME= |
<username> |
認証用のユーザー名 |
CFG_PROXY_PASSWORD= |
<password> |
認証のパスワード。 |
ACTIVATION_DATA= |
製品のアクティベーション、製品認証キー、またはオフラインライセンスファイル |
|
ACTIVATION_DLG_SUPPRESS= |
0 - 無効 |
「1」に設定すると、製品のアクティベーションダイアログが最初の起動後に表示されません |
ADMINCFG= |
<path> |
エクスポートされたXML構成へのパス |
ESET Endpoint Securityでのみの設定プロパティ
CFG_EPFW_MODE= |
0 - 自動(既定) |
ファイアウォールフィルタリングモード |
CFG_EPFW_LEARNINGMODE_ENDTIME= |
<timestamp> |
Unixタイムスタンプとしての学習モードの終了日 |
LiveGrid®プロパティ
ESET Endpoint Securityと CFG_LIVEGRID_ENABLEDをインストールすると、インストール後の製品の動作は次のようになります。
機能 |
CFG_LIVEGRID_ENABLED=0 |
CFG_LIVEGRID_ENABLED=1 |
---|---|---|
ESET LiveGrid®レピュテーションシステム |
オン |
オン |
ESET LiveGrid®フィードバックシステム |
オフ |
オン |
匿名で統計情報を送付する |
オフ |
オン |
ACTIVATION_DATAプロパティ
書式 |
検査方法 |
---|---|
ACTIVATION_DATA=key:AAAA-BBBB-CCCC-DDDD-EEEE |
ESET製品認証キーを使用したアクティベーション(インターネット接続が必要) |
ACTIVATION_DATA=offline:C:\ProgramData\ESET\ESET Security\license.lf |
言語プロパティ
ESET Endpoint Security言語(両方のプロパティを指定する必要があります)
プロパティ |
値 |
---|---|
PRODUCT_LANG= |
LCID10進数(ロケールID)。例: 1033は英語(米国。言語コードの一覧を参照してください。 |
PRODUCT_LANG_CODE= |
小文字のLCID文字列(言語カルチャー名)。例: en-usは英語 - 米国。言語コードの一覧を参照してください。 |
再起動プロパティ
インストール後にコンピューターを再起動するには、次のパラメーターを指定します。
プロパティ |
値 |
機能 |
---|---|---|
REBOOT_WHEN_NEEDED= |
0 - 無効 |
有効にすると、インストール後に、コンピューターが再起動します。 |
REBOOT_CANCELABLE= |
0 - 無効 |
有効にすると、ユーザーはコンピューターの再起動をキャンセルできます。 |
REBOOT_POSTPONE= |
値(秒) |
ユーザーがコンピューターの再起動を延期する最大時間(秒)。 |
REBOOT_CANCELABLEが有効になっているREBOOT_POSTPONE場合にのみREBOOT_WHEN_NEEDED使用できます。 |
コマンドラインインストールの例
インストールを実行する前に、エンドユーザーライセンス契約を読んで、管理者権限があることを確認してください。 |
NetworkProtectionセクションをインストールから除外する(すべての子機能を指定する必要があります): msiexec /qn /i ees_nt64.msi ADDEXCLUDE=Network,Firewall,IdsAndBotnetProtection |
インストール後にESET Endpoint Securityを自動的に設定する場合は、インストールコマンド内で基本設定パラメーターを指定できます。 ESET LiveGrid®を有効にして、ESET Endpoint Securityをインストールする: msiexec /qn /i ees_nt64.msi CFG_LIVEGRID_ENABLED=1 |
既定以外のアプリケーションインストールディレクトリにインストールします。 msiexec /qn /i ees_nt64_enu.msi APPDIR=C:\ESET\ |
ESET製品認証キーを使用して、ESET Endpoint Securityをインストールしてアクティベーションします。 msiexec /qn /i ees_nt64_enu.msi ACTIVATION_DATA=key:AAAA-BBBB-CCCC-DDDD-EEEE |
詳細ロギング(トラブルシューティングで有用)でサイレントインストール、必須のコンポーネントでのみRMM: msiexec /qn /i ees_nt64.msi /l*xv msi.log ADDLOCAL=_Base,Rmm |
指定された言語でサイレント完全インストールを強制する。 msiexec /qn /i ees_nt64.msi ADDLOCAL=ALL PRODUCT_LANG=1033 PRODUCT_LANG_CODE=en-us |
インストール後のコマンドラインオプション
- ESETCMD –.xml設定ファイルをインポートするか、セキュリティ機能をオン/オフにします
- コマンドラインスキャナー – コマンドラインからコンピューターの検査を実行します