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ミラーツール - Windows

Linuxユーザーの場合

Mirror Toolの変更ログは、スタンドアロンツールの変更ログにあります。

ミラーツールは、オフライン検出エンジンアップデートで必要です。クライアントコンピューターがインターネットに接続せず、検出エンジンアップデートが必要な場合、ミラーツールを使用して、ESETアップデートサーバーからアップデートファイルをダウンロードし、ローカルに保存できます。


note

ミラーツールには次の機能があります。

モジュールアップデート— 検出エンジンアップデートおよび他のプログラムモジュールをダウンロードしますが、自動アップデート(uPCU)はダウンロードしません。

リポジトリ作成 — 自動アップデート(uPCU)を含む完全オフラインリポジトリを作成できます。

ミラーツールはESET LiveGrid®データをダウンロードしません。

前提条件


important

ミラーツールは、Windows XPおよびWindows Server 2003をサポートしません。

アップデートをアクセス可能にする方法に応じて、ターゲットフォルダは共有、Samba/Windows、またはHTTP/FTPサービスに対応している必要があります。

oESETセキュリティ製品(Windows版) - HTTPまたは共有フォルダーを使用して、リモートでアップデートできます。

oESETセキュリティ製品(Linux/macOS版) - HTTPのみを使用してリモートでアップデートできます。共有フォルダーを使用する場合は、ESETセキュリティ製品と同じコンピューターにインストールする必要があります。

Mirror Toolのアクティベーションとアップデートミラーの生成には、有効なオフラインライセンスファイルが必要です。オフラインライセンスファイルは、ESET Business AccountまたはESET PROTECT Hubで生成できます。

oESET Business Accountで、ユーザー名とパスワードを含めるチェックボックスをオンにします。

oESET PROTECT Hubで、オンラインアクティベーションを許可チェックボックスをオンにします。

create_offline_lic_file create_offline_license_file_hub

 

Mirror Toolを実行する前に、次のパッケージをインストールする必要があります。Microsoft Visual C++ 2022 Redistributable x64

ミラーツールの使用方法

1.ESETダウンロードページ(スタンドアロンインストーラー)からミラーツールをダウンロードします。

2.ダウンロードしたフォルダーを解凍します。

3.コマンドプロンプトを開き、MirrorTool.exeファイルが格納されたフォルダーに移動します。

4.次のコマンドを実行すると、ミラーツールで使用可能なすべてのパラメーターとそのバージョンが表示されます。

MirrorTool.exe --help

 

mirror_tool_help

 


note

Mirror Tool 1.0.x - すべてのパラメーターで大文字と小文字が区別されます。

Mirror Tool 1.2.x以降 - すべてのパラメーターで大文字と小文字が区別されません。

パラメーターを使用して、リポジトリミラーまたはモジュールミラーを作成できます。

arrow_down_business リポジトリとモジュールミラーの両方のパラメーター

arrow_down_business リポジトリ固有のパラメーター

arrow_down_business モジュール固有のパラメーター

 

パラメータ

説明

--updateServer

Mirror Toolは、エンドポイントミラーが作成するフォルダー構造とは異なるフォルダー構造を作成します。各フォルダーには、製品のグループのアップデートファイルが格納されます。


warning

ミラーを使用する製品のアップデート設定で、アップデートサーバーの完全リンク(正しいフォルダーへの完全パス)を指定する必要があります。

--offlineLicenseFilename

オフラインライセンスファイルへのパス(前述のとおり)を指定する必要があります。

--mirrorOnlyLevelUpdates

引数は不要です。設定すると、レベルアップデートのみがダウンロードされます(ナノアップデートはダウンロードされません)。アップデートの種類の詳細については、ナレッジベース記事をお読みください。

--mirrorFileFormat


warning

--mirrorFileFormatパラメーターを使用する前に、環境に古い(6.5以降)バージョンと新しいバージョン(6.6. 以降)の両方のESETセキュリティ製品が含まれていないことを確認してください。このパラメーターの使用が正しくないと、ESETセキュリティ製品が誤って更新される可能性があります。

ダウンロードするアップデートファイルの種類を指定できます。指定可能な値(大文字と小文字を区別):

dat - ESETセキュリティ製品バージョン6.5以前のみの環境では、この値を使用します。

dll - ESETセキュリティ製品バージョン6.6以降のみの環境では、この値を使用します。

dylib - ESETセキュリティ製品macOSバージョン8以降のみの環境では、この値を使用します。

--compatibilityVersion

この任意のパラメーターは、ESET PROTECT On-Prem8.1以降で配布されるミラーツールに適用されます。

ミラーツールは、x.xまたはx.x.x.xの形式でパラメーター引数で指定したESET PROTECT On-Premリポジトリバージョンと互換性のあるアップデートファイルをダウンロードします(例: --compatibilityVersion 11.1または--compatibilityVersion 8.1.13.0)。

--compatibilityVersionパラメーターは自動アップデート(uPCU)をミラーから除外します。環境内で自動アップデート(uPCU)が必要で、ミラーサイズを小さくする場合は、--filterFilePathパラメーターを使用します。


note

ESETリポジトリからダウンロードされるデータの量を減らすには、ESET PROTECT On-Prem 9で配布されるミラーツールの新しいパラメーターである--filterFilePath--dryRunを使用することをお勧めします。

1.JSON形式でフィルターを作成します(以下の--filterFilePathを参照)。

2.--dryRunパラメーター(以下を参照)でミラーツールのテストを実行し、必要に応じてフィルターを調整します。

3.--filterFilePathパラメーター、定義されたダウンロードフィルター、--intermediateRepositoryDirectoryパラメーター、--outputRepositoryDirectoryパラメーターを使用して、ミラーツールを実行します。

4.ミラーツールを定期的に実行し、最新のインストーラーを常に使用してください。

パラメータ

説明

--filterFilePath

この任意のパラメーターを使用して、ミラーツールと同じフォルダーに配置されたJSON形式のテキストファイルに基づいて、ESETセキュリティ製品をフィルタリングします(例: --filterFilePath filter.txt)。

arrow_down_business フィルター設定の説明:

--dryRun

この任意のパラメーターを使用するときには、ミラーツールでファイルがダウンロードされませんが、ダウンロードされるすべてのパッケージのリストを出力した.csvファイルが生成されます。

 

必須パラメーターの--intermediateRepositoryDirectory--outputRepositoryDirectoryを使用せずにこのパラメーターを使用できます(例: )。

Windows: MirrorTool.exe --repositoryServer AUTOSELECT --dryRun test.csv

Linux: sudo ./MirrorTool --repositoryServer AUTOSELECT --dryRun test.csv


note

一部のESETインストーラーは言語に汎用的です(multilang言語コードを使用)。ミラーツールは、--filterFilePath言語を指定する場合でも.csvファイルに一覧表示されます。

 

--dryRunパラメーターのほかに、--intermediateRepositoryDirectoryおよび--outputRepositoryDirectoryパラメーターも使用する場合、ミラーツールはoutputRepositoryDirectoryを消去しません。

--listUpdatableProducts

(--excludedProductsが使用されていない場合は)Mirror ToolがモジュールのアップデートをダウンロードできるESET製品がすべて一覧表示されます。

パラメーターは次のバージョンのMirror Toolから使用できます。1.0.1294.0 (Windows), 1.0.2226.0 (Linux).

--networkDriveUsername

SMBを介して出力ディレクトリにアクセスするために使用されるユーザー名(例: \\hostname)。このパラメーターは、Mirror Tool for Windowsでのみ機能します。

--networkDrivePassword

SMBを介して出力ディレクトリにアクセスするために使用されるパスワード。このパラメーターは、Mirror Tool for Windowsでのみ機能します。

Mirror Toolのフォルダー構造

既定では、--updateServerパラメーターを指定しない場合、Mirror ToolはHTTPサーバーでこのフォルダー構造を作成します。


important

HTTP専用ミラーサーバーを使用しない

ローカルミラーサーバーがHTTPおよびHTTPSプロトコル、またはHTTPSのみを使用していることを確認します。ミラーサーバーがHTTPのみを使用する場合は、ESETセキュリティ製品のエンドユーザーライセンス契約をHTTPサーバーから取得できないため、ソフトウェアインストールクライアントタスクを使用できません。

Mirror Toolの既定のフォルダー

ESETセキュリティ製品

アップデートサーバー(HTTPサーバールートの場所による)

mirror/eset_upd/era6

ESET PROTECT On-Prem (すべてのバージョン)

ミラーからESET PROTECT On-Prem11.1をアップデートするには、アップデートサーバーhttp://your_server_address/mirror/eset_upd/era6に設定します。

mirror/eset_upd/ep[バージョン]

ESET Endpoint Antivirus/Securityバージョン6.x (以降) (Windows)各メジャーバージョンには、フォルダーがあります。例: バージョン10.xep10

http://your_server_address/mirror/eset_upd/ep10 (バージョン10.xの例)

mirror/eset_upd/v5

ESET Endpoint Antivirus/Securityバージョン5.x (Windows)

http://your_server_address/mirror/eset_upd/v5


important

ESETセキュリティ製品ポリシーLinux/macOS

--updateServerパラメーターを指定し、追加のフォルダーを作成して、HTTPミラーからLinux/macOS版のESETセキュリティ製品をアップデートする必要があります(以下を参照)。

--updateServer

追加のMirror Toolフォルダー

ESETセキュリティ製品

アップデートサーバー(HTTPサーバールートの場所による)

http://update.eset.com/eset_upd/businesslinux

mirror/eset_upd/BusinessLinux

ESET Endpoint Antivirus for Linux

http://your_server_address/mirror/eset_upd/BusinessLinux

http://update.eset.com/eset_upd/serverlinux

mirror/eset_upd/LinuxServer

ESET Server Security for Linux

http://your_server_address/mirror/eset_upd/LinuxServer

http://update.eset.com/eset_upd/businessmac

mirror/eset_upd/BusinessMac

ESET Endpoint Securityバージョン7.x+ (macOS)

http://your_server_address/mirror/eset_upd/BusinessMac

http://update.eset.com/eset_mobile/eesa

mirror/eset_upd/EndpointAndroid

ESET Endpoint Security for Android

http://your_server_address/mirror/eset_upd/EndpointAndroid

 

arrow_down_business 言語コード表

ミラーを作成するには、少なくとも必須パラメーターを指定してミラーツールを実行します。次に例を示します。

MirrorTool.exe --mirrorType regular ^

--intermediateUpdateDirectory c:\temp\mirrorTemp ^

--offlineLicenseFilename c:\temp\offline.lf ^

--outputDirectory c:\temp\mirror

次に、製品、言語が選択され、filter.txtファイルで定義されたレガシーファイルのダウンロードが有効になっている、オフラインのリポジトリの高度な設定の例です(上記の--filterFilePathの詳細のファイル内容の例を参照)。

MirrorTool.exe --repositoryServer AUTOSELECT ^

--intermediateRepositoryDirectory c:\temp\repoTemp ^

--outputRepositoryDirectory c:\temp\repository ^

--filterFilePath filter.txt

ミラーツールとアップデート設定

モジュールアップデートのダウンロードを自動化するには、ミラーツールを実行するスケジュールを作成できます。このためには、Webコンソールを開き、[クライアントタスク] > [オペレーティングシステム] > [コマンドの実行]に移動します。 実行するコマンドライン (MirrorTool.exeへのパスを含む)と合理的なトリガー(毎時0 0 * * * ?*のCRONなど)を選択します。*). あるいは、WindowsタスクスケジューラまたはLinuxのCronを使用できます。

クライアントコンピューターでアップデートを構成するには、新しいポリシーを作成し、アップデートサーバーを構成してミラーアドレスまたは共有フォルダを参照します。


important

HTTPSミラーサーバーを使用している場合は、その証明書をクライアントコンピューターの信頼できるルートストアにインポートする必要があります。Windowsでの信頼できるルート証明書のインストールを参照してください。


note

このナレッジベース記事を読み、ミラーツールチェーンを設定(別のミラーツールからアップデートをダウンロードするようにミラーツールを設定)してください。