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バックスキャッター保護

迷惑メールバックスキャッターは、メールサーバーによって誤って配信されたバウンスメッセージです。バックスキャッターは迷惑メールの望ましくない副作用です。迷惑メールメッセージが受信者のメールサーバーで拒否されると、バウンスメッセージとも呼ばれる配信不可レポート(NDR)が、迷惑メールの実際の送信者ではなく、想定される送信者(元の迷惑メールメッセージの送信者として偽装された電子メールアドレス)に送信されます。電子メールアドレスの所有者であるユーザーは、元の迷惑メールメッセージに一切関与していなくても、NDRメッセージを受信します。ここで、バックスキャッター保護が機能します。ESET Mail Securityバックスキャッター保護を使用すると、組織内のユーザーのメールボックスに、迷惑メールNDRが配信されなくなります。

NDRチェックを有効にするときには、署名シード(パスフレーズなどの8文字以上の文字列)を指定する必要があります。ESET Mail Securityバックスキャッター保護は、X-Eset-NDR: <hash>を各送信電子メールメッセージのヘッダーに書き込みます。<hash>は暗号化された署名であり、指定した署名シードも含まれます。

合法的な電子メールメッセージを配信できなかった場合、メールサーバーは通常NDRを受信します。これは、ヘッダーのX-Eset-NDR: <hash>を確認するESET Mail Securityによってチェックされます。X-Eset-NDR:が存在し、署名<hash>が一致する場合、NDRが合法的な電子メールメッセージの送信者に配信され、メッセージの配信が失敗したことを示します。Eset-NDR:が存在しないか、署名<hash>が正しくない場合、迷惑メールバックスキャッターであることが証明され、NDRが拒否されます。

チェックが失敗した場合は、自動的にNDRメッセージを破棄する

NDRチェックの結果が失敗の場合は、ダウンロードする前に、電子メールメッセージを拒否できます。

SMTP保護ログバックスキャッター保護アクティビティを確認できます。