ESETオンラインヘルプ

トピックを選択

フィルタリングと検証

許可、ブロック、無視リストを設定するには、IPアドレスまたは範囲、ドメイン名などの条件を指定します。条件を追加、修正、または削除するには、管理刷るリストの編集をクリックします。


note

無視リストのIPデータベースまたはドメインは迷惑メール対策保護によってテストされませんが、他の迷惑メール保護技術が適用されます。

無視されたリストには、すべての内部インフラストラクチャIPアドレス・ドメイン名があります。RBLまたはDNSBL(クラウドブラックリスト - ESETのブラックホールリストまたは他社のブラックホールリスト)のいずれかで現在ブラックリストに追加されているISPまたは外部送信メールサーバーのIPアドレス・ドメイン名を含めることができます。

これにより、IPアドレスがクラウドブラックリストに登録されている場合でも、無視リストの送信元から電子メールを受信できます。このような受信電子メールは受信され、内容は他の迷惑メール保護技術によって検査されます。

承認されているIPのリスト

指定されたIPアドレスから送信された電子メールを自動的にホワイトリストに追加します電子メールの内容は確認されません。

遮断されたIPのリスト

指定されたIPアドレスから送信された電子メールを自動的にブロックします

無視されたIPのリスト

分類中に無視されるIPアドレスのリスト。電子メールの内容が確認されます。ネットワークのローカルIPアドレスをホワイトリストに追加する場合は、内部インフラストラクチャの一部スライダーを使用します。以下の例を参照してください。

ブロックされた本文中のドメインリスト

メッセージ本文に指定されたドメインを含む電子メールメッセージをブロックします。実際のTLD (最上位レベルドメイン)のドメインのみが許可されます。

無視された本文中のドメインリスト

メッセージ本文の指定されたドメインは分類中に無視されます。実際のTLD (最上位レベルドメイン)のドメインのみが許可されます。

ブロックされた本文IPリスト

メッセージ本文に指定されたIPアドレスを含む電子メールメッセージをブロックします。

無視された本文IPリスト

メッセージ本文の指定されたIPアドレスは分類中に無視されます。

承認された送信者のリスト

特定の送信者から送信された電子メールをホワイトリストに追加します。1つの送信者アドレスまたはドメイン全体だけが次の優先度に基づいて検証で使用されます。

1.SMTP 'MAIL FROM'アドレス

2."Return-Path:"電子メールヘッダーフィールド

3."X-Env-Sender:"電子メールヘッダーフィールド

4."From:"電子メールヘッダーフィールド

5."Sender:"電子メールヘッダーフィールド

6."X-Apparently-From:"電子メールヘッダーフィールド

新しい項目を承認された送信者リストに追加するときに、最上位のドメイン、セカンドレベルのドメイン、またはメールアドレスを挿入できます。許可された形式:

.ext

domain.ext

user@domain.ext

ブロックされた送信者のリスト

特定の送信者またはドメインから送信された電子メールをブラックリストに追加します。すべての特定された送信者アドレスまたはドメイン全体が検証で使用されます。

SMTP 'MAIL FROM'アドレス

"Return-Path:"電子メールヘッダーフィールド

"X-Env-Sender:"電子メールヘッダーフィールド

"From:"電子メールヘッダーフィールド

"Sender:"電子メールヘッダーフィールド

"X-Apparently-From:"電子メールヘッダーフィールド

新しい項目をブロックされた送信者リストに追加するときに、最上位のドメイン、セカンドレベルのドメイン、またはメールアドレスを挿入できます。許可された形式:

.ext

domain.ext

user@domain.ext

IPへの承認されたドメインリスト

このリストで指定されたドメインから解決されたIPアドレスから送信された電子メールをホワイトリストに追加します。SPF (Sender Policy Framework)レコードは、IPアドレスを解決するときに認識されます。

IPへのブロックされたドメインリスト

このリストで指定されたドメインから解決されたIPアドレスから送信された電子メールをブラックリストに追加します。SPFレコードは、IPアドレスを解決するときに認識されます。

IPへの無視されたドメインリスト

分類中には確認されないIPアドレスに解決されるドメインのリスト。SPFレコードは、IPアドレスを解決するときに認識されます。

ブロックされた国のリスト

指定された国から送信された電子メールをブロックします。ブロックはGeoIPに基づきます。迷惑メールメッセージが、ブロックされた国で選択した国のジオロケーションデータベースにあるIPアドレスのメールサーバーから送信される場合、自動的に迷惑メールに設定され、メール転送保護の下の迷惑メールに対して実行するアクションに従ってアクションが実行されます。


note

本文ドメインのリストは、正式なTLDのルートゾーンデータベースに従って、実際のTLD (最上位レベルドメイン)のみを許可します。

複数のエントリを追加する場合は、追加ウィンドウで複数の値を入力をクリックし、使用する区切り文字を選択します。改行、カンマ、セミコロンを使用できます。


example

目的:インフラストラクチャのローカルIPアドレスを無視IPリストに追加して、迷惑メール対策保護から除外します。

詳細設定(F5) > サーバー > 迷惑メール対策保護 > フィルタリングと検証に移動します。

無視されたIPリストの横の編集をクリックします。

追加をクリックし、ネットワークインフラストラクチャのIPアドレス範囲を指定します(IPアドレス範囲の形式は1.1.1.1-1.1.1.255です)。必要に応じて、その他の範囲(または単一のIPアドレス)をリストに追加し続けることができます。

内部インフラストラクチャの一部スライダーバーを使用します。

グレーリストとSPF

[ドメインからIP]ホワイトリストまたは[IP]ホワイトリストを指定して、グレイリストとSPFを自動的にバイパスします。SMTP保護ログでログファイルを確認できます。これらのオプションを使用するには、グレーリストまたはSPFを有効にする必要があります。SPFの場合は、SPFチェックで問題があった場合はメッセージを自動的に拒否する、またはSPFチェックで問題がない場合はグレイリストを自動的にバイパスする設定を有効にする必要があります。

グレイリストとSPFを使用して、自動的にグレイリストをバイパス

有効な場合、承認済みおよび無視されたIPリストが、IPとドメインからIPへのホワイトリストとともに使用され、自動的にグレイリストとSFPをバイパスします。

IPホワイトリスト

IPアドレス、IPアドレスとマスク、IP範囲を追加できます。リストを修正するには、追加編集、または削除をクリックします。あるいは、すべてのエントリを手動で追加するのではなく、ファイルからカスタムリストをインポートできます。インポートを選択して、リストに追加するエントリを含むファイルを参照します。同様に、既存のリストをファイルにエクスポートする必要がある場合は、コンテキストメニューから[エクスポート]を選択します。


note

ホワイトリストは、ブラックリストよりも優先されます。たとえば、ホワイトリストとブラックリストのアドレスの両方を含む電子メールの場合、ホワイトリストに追加されます。最後の送信者アドレスとReceived:ヘッダーの検証済みアドレスの最大数までだけがホワイトリストに対してチェックされます。すべてのアドレスはローカルブラックリストに対してチェックされます。

IPホワイトリストにドメイン

このオプションではドメインを指定できます(例: domainname.local)。リストを管理するには、追加削除、またはすべて削除を使用します。すべてのエントリを手動で追加するのではなく、ファイルからカスタムリストをインポートする場合は、インポートを選択して、リストに追加するエントリを含むファイルを参照します。同様に、既存のリストをファイルにエクスポートする必要がある場合は、コンテキストメニューから[エクスポート]を選択します。


note

グレイリストとSPFはメール転送保護によって評価され、IPとドメインからIPへのホワイトリストのほかに、承認済みおよび無視されたIPリストを使用できます。ただし、SPFルールを使用している場合は、これらのホワイトリストはいずれもルールで考慮されません。