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グレイリスト設定

グレイリストを有効にする機能は、次の手法で迷惑メールからユーザーを保護する機能を有効にします。転送エージェントは、認識された送信者以外からの受信電子メールに対して「一時的に拒否」SMTP戻り値(既定は451/4.7.1)を送信します。合法的なサーバーは、遅延の後、メッセージを再送信しようとします。迷惑メールサーバーは通常メッセージを再送信しようとしません。一般的に、迷惑メールサーバーは大量の電子メールアドレスを処理しているため、再送信で時間を無駄にしません。グレイリストは迷惑メール対策保護を強化し、迷惑メール対策モジュールの迷惑メール評価機能に影響しません。

メッセージの送信元を評価すると、グレイリストはExchangeサーバーの承認されたIPリスト、無視されたIPリスト、安全な送信者、IPリストを許可と、受信者メールボックスのAntispamBypass設定を考慮します。これらのIPアドレス/送信者リストからの電子メールまたはAntispamBypassオプションが有効なメールボックスに配信された電子メールは、グレイリスト検出方法によってバイパスされます。

送信者アドレスのドメイン部のみを使用

この機能は、電子メールアドレスの送信者の名前を無視します。ドメインのみが考慮されます。

ESET クラスタ全体でグレイリストのデータベースを同期する

グレイリストデータベースエントリは、ESET clusterのサーバー間でリアルタイムに共有されます。サーバーのいずれかでグレイリストで処理されたメッセージを受信すると、この情報がESET Mail SecurityによってESETクラスターの残りのノードにブロードキャストされます。

初期接続拒否の時間制限(分)

メッセージが初めて配信され、一時的に拒否されると、このパラメータは、メッセージが常に拒否される期間を定義します(最初の拒否から測定)。定義した期間が経過した後、メッセージは正常に受信されます。入力できる最低値は1分です。

未検証の接続有効期間(時間)

このパラメータは、トリプレットデータが保存される最低間隔を定義します。有効なサーバーは、この期間になるまでに、任意のメッセージを再送信する必要があります。この値は、初期接続拒否の時間制限の値よりも大きくなければなりません。

検証された接続有効期間(日)

トリプレット情報が保存される最低期間。この期間の間、特定の送信者からの電子メールは遅延なく受信されます。この値は未検証の接続有効期間(時間)の値よりも大きくなければなりません。

一時的に拒否された接続のSMTP応答

応答コードステータスコード応答メッセージを指定できます。これは、メッセージが拒否された場合に、SMTPサーバーに送信されるSMTP一時拒否応答を定義します。SMTP拒否応答メッセージの例:

応答コード

状態コード

応答メッセージ

451

4.7.1

後で再試行してください


note

SMTP拒否応答を設定するときには、システム変数も使用できます。


important

SMTP応答コードの構文が正しくないと、グレイリスト保護が正しく動作しない可能性があります。結果として、迷惑メールメッセージがクライアントに配信されたり、メッセージがまったく配信されない場合があります。

グレイリスト方式で評価されたすべてのメッセージはSMTP保護ログに記録されます。