ログファイル
ログファイルには、発生したすべての重要なプログラムイベントに関する情報が格納され、検出されたウイルスの概要が表示されます。ログは、システムの分析、ウイルスの検出、およびトラブルシューティングの重要な部分です。ログへの記録はバックグラウンドでアクティブに実行され、ユーザーの操作を必要としません。情報は、ログの詳細レベルに関する現在の設定に基づいて記録されます。ESET Internet Security環境から直接、ログをアーカイブするだけでなく、テキストメッセージとログを表示することができます。
ログファイルにアクセスするには、メインプログラムウィンドウで[ツール] > [ログファイル]をクリックします。ドロップダウンメニューから目的のログタイプを選択します。
•検出 - このログには、ESET Internet Securityにより検知された検出と侵入についての詳細情報が記録されています。ログ情報には、検出時刻、スキャナータイプ、オブジェクトタイプ、オブジェクトの場所、検出の名前、実行されたアクション、侵入の検出時にログインしていたユーザーの名前、ハッシュ、最初の発生が含まれます。駆除されていない侵入は、常に、明るい赤色の背景に赤色のテキストで表示されます。駆除された侵入は、白色の背景に黄色のテキストで表示されます。駆除されていないPUAまたは安全でない可能性があるアプリケーションは、白色の背景に黄色のテキストで表示されます。
•イベント - イベントログには、ESET Internet Securityによって実行されたすべての重要なアクションが記録されます。イベントログには、プログラムで発生したイベントやエラーに関する情報が格納されます。システム管理者およびユーザーが問題を解決するように設計されています。多くの場合、ここで見つかる情報は、プログラムで発生した問題の解決法の検出に役立ちます。
•コンピューターの検査 - このウィンドウには、完了した全ての検査結果が表示されます。各行は、個々のコンピューター制御に対応します。エントリーをダブルクリックすると、選択した検査の詳細が表示されます。
•HIPS - 記録対象としてマークされた特定のHIPSルールのレコードが示されます。このプロトコルは、操作をトリガしたアプリケーション、結果(ルールが許可されたのか禁止されたのか)、およびルール名を表示します。
•ブラウザーの保護 - ブラウザーに読み込まれた検証されていないファイルまたは信頼できないファイルのレコードが含まれます。
•ネットワーク保護 – ネットワーク保護ログには、ファイアウォール、ネットワーク攻撃保護(IDS)、ボットネット保護によって検出されたすべてのリモート攻撃が表示されます。ここでは、コンピューターに対するすべての攻撃についての情報が見つかります。[イベント]列には検出された攻撃が表示されます。[ソース]列には、攻撃者の詳細が表示されます。[プロトコル]列には、攻撃に使用された通信プロトコルが表示されます。ファイアウォールのログを解析することにより、システムへ侵入しようとする試みを検知し、不正なアクセスの防止に役立つ場合があります。ネットワーク攻撃の詳細については、IDSおよび詳細オプションを参照してください。
•フィルタリングされたWebサイト - このリストは、Webアクセス保護またはペアレンタルコントロールによってブロックされたWebサイトのリストを表示する場合に便利です。各ログでは、特定のWebサイトへ接続をした際の時間、URLアドレス、ユーザー、およびアプリケーションを確認できます。
•電子メールクライアント迷惑メール対策 - 迷惑メールとマークされたメールメッセージと関連するレコードが示されます。
•Parental Control - ペアレンタルコントロールによってブロックまたは許可されたWebページが表示されます。[判定タイプ]列と[判定値]列には、フィルタリングルールがどのように適用されたかが示されます。
•デバイスコントロール - コンピュータに接続されたリムーバブルメディアまたはデバイスの記録が含まれます。個別のデバイスコントロールルールが設定されているデバイスのみがログファイルに記録されます。接続されているデバイスとルールが一致しない場合には、接続されているデバイスのログエントリは作成されません。デバイスタイプ、シリアル番号、ベンダー名、メディアのサイズ(ある場合)などの詳細情報も確認できます。
•Webカメラアクセス制御 - Webカメラ保護でブロックされたアプリケーションのレコードがあります。
ログの内容を選択し、CTRL + Cを押してクリップボードにコピーします。CTRLまたはSHIFTを押して、複数のエントリを選択できます。
フィルタリングをクリックすると、フィルタリング条件を定義することができる ログフィルタリング ウィンドウが開きます。
特定のレコードを右クリックすると、コンテキストメニューが開きます。以下のオプションがコンテキストメニューに用意されています。
•表示 - 新しいウィンドウで選択したログに関する詳細を表示します。
•同じレコードをフィルタ - このフィルターをアクティブにすると、同じタイプのレコード(診断、警告、など)だけが表示されます。
•フィルタ - このオプションをクリックすると、ログフィルタリングウィンドウで、特定のログエントリのフィルタリング条件を定義できます。
•フィルタを有効にする - フィルタ設定を有効にします。
•フィルタをクリア - フィルターのすべての設定(上記)をクリアします。
•コピー/すべてコピー - ウィンドウで選択したレコードに関する情報をコピーします。
•セルをコピー - 右クリックしたセルの内容をコピーします。
•削除/すべて削除 - 選択したレコードまたは表示されているすべてのレコードを削除します。このアクションには、管理者権限が必要です。
•エクスポート/すべてエクスポート - 選択したレコードまたはすべてのレコードに関する情報をXML形式でエクスポートします。
•検索/次を検索/前を検索 - このオプションをクリックした後、フィルタリング条件を定義し、ログフィルタリングウィンドウを使用して特定のエントリをハイライトすることができます。
•検出の説明 - 記録された侵入の危険と兆候に関する情報を含むESETの脅威に関する情報へのリンクです。
•除外の作成 – ウィザードを使用して新しい検出除外を作成します(マルウェア検出では使用できません)。
•ブラウザーの保護の許可リストに追加- ブラウザーの保護の許可リストウィンドウを開き、項目をリストに追加します。