Anti-Theft
Anti-Theft機能は、モバイルデバイスを不正アクセスから保護します。
デバイスを紛失した場合、または誰かにデバイスを盗まれて、その人物がSIMカードを新しい(信頼されていない) SIMカードに交換した場合、デバイスはESET Endpoint Security for Androidによって自動的にブロックされ、ユーザーが定義した電話番号に警告SMSが送信されます。このメッセージには、現在挿入されているSIMの電話番号、ユーザー固有の番号であるIMSI (International Mobile Subscriber Identity)番号、および電話固有の番号であるIMEI (International Mobile Equipment Identity)番号が含まれています。このメッセージはデバイスのメッセージングスレッドから自動的に削除されるため、不正なユーザーは、メッセージが送信されたことに気付きません。また、紛失したデバイスのGPS座標を要求し、デバイスに保存されたすべてのデータをリモートで消去できます。
機能サポート例外: •メッセージングをサポートしないタブレットでは、特定のAnti-Theft機能(信頼できるSIMカードとSMSテキストコマンド)を使用できません。 •信頼できるSIMカード機能は、Android 10以降のデバイスでは使用できません。 |
Anti-Theft機能を使用すると、管理者は紛失したデバイスを保護して検索できます。アクションは、ESET PROTECTまたはSMSコマンド経由で呼び出せます。
SMSコマンドのセキュリティを強化するために、管理者がSMSコマンドを実行すると、有効期限が設定された一意の確認SMSコードが管理者の携帯電話(管理者連絡先リストで定義された番号)に送信されます。この確認コードは、特定のコマンドを確認するために使用されます。
例えば、管理者がeset lockというメッセージが入ったSMSを管理対象のデバイス(紛失した携帯電話など)に送信すると、そのコマンドの確認コードが記載されたSMSを受信します。この後に、管理者はeset lockという文字の後に確認コードが入った新しいSMSを同じ電話番号に送信できます。この手順の後、コマンドが確認および実行されます。SMSコマンドは、管理者連絡先に登録されたすべての携帯電話番号から送信できます。
SMS経由でコマンドを実行すると、特定のコマンドが送信されたことを通知する確認SMSが管理者に送信されます。ESET PROTECTからコマンドを実行すると、管理者はESET PROTECTで確認を受信します。
位置情報を受信する(検索コマンド)ときには、GPS座標としての位置情報がESET PROTECTを使用している管理者に送信されます。SMS経由でコマンドを実行すると、位置情報(GPS座標とGoogle Mapsへのリンク)がSMSで送信されます。SMSコマンド用のGUIを使用している場合(送信コマンド機能)、受信する情報は専用GUIに表示されます。
すべてのAnti-TheftコマンドはESET PROTECTからも実行できます。新しいモバイルデバイス管理機能によって、管理者は数回クリックするだけでアンチセフトコマンドを実行できます。ESET PROTECTインフラストラクチャに統合された新しいプッシュコマンド処理コンポーネント(Mobile Device Connector)によって、タスクはただちに送信され、実行されます