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ミラーツール - Linux

Windowsユーザーの場合

ミラーツールは、オフライン検出エンジンアップデートで必要です。クライアントコンピューターがインターネットに接続せず、検出エンジンアップデートが必要な場合、ミラーツールを使用して、ESETアップデートサーバーからアップデートファイルをダウンロードし、ローカルに保存できます。


note

ミラーツールは検出エンジンアップデートおよび他のプログラムモジュールのみをダウンロードします。PCU (プログラムコンポーネントアップデート)およびESET LiveGrid®データはダウンロードしません。完全なオフラインリポジトリを作成することもできます。あるいは、個別に製品をアップグレードできます。

前提条件

アップデートをアクセス可能にする方法に応じて、ターゲットフォルダは共有、Samba/Windows、またはHTTP/FTPサービスに対応している必要があります。

oESETセキュリティ製品(Windows版) - HTTPまたは共有フォルダーを使用して、リモートでアップデートできます。

oESETセキュリティ製品(Linux/macOS版) - HTTPのみを使用してリモートでアップデートできます。共有フォルダーを使用する場合は、ESETセキュリティ製品と同じコンピューターにインストールする必要があります。

ユーザー名とパスワードを含む有効なオフラインライセンスファイルが必要です。ライセンスファイルを生成するときには、[ユーザー名とパスワードを含む]の横のチェックボックスをオンにします。また、ライセンスを指定する必要があります。ミラーツールのアクティベーションとアップデートミラーの生成には、オフラインライセンスファイルが必要です。

create_offline_lic_file

ミラーツールの使用方法

1.ESETダウンロードページ(スタンドアロンインストーラー)からミラーツールをダウンロードします。

2.ダウンロードしたフォルダーを解凍します。

3.MirrorToolファイルが格納されたフォルダーでターミナルを開き、ファイルを実行可能にします。

chmod +x MirrorTool

4.次のコマンドを実行すると、ミラーツールで使用可能なすべてのパラメーターとそのバージョンが表示されます。

./MirrorTool --help

 

mirror_tool_help_linux


note

すべてのフィルターは大文字と小文字を区別します。

パラメータ

説明

--updateServer

使用する場合は、アップデートサーバーの完全URLを指定する必要があります。

--offlineLicenseFilename

オフラインライセンスファイルへのパス(前述のとおり)を指定する必要があります。

--mirrorOnlyLevelUpdates

引数は不要です。設定すると、レベルアップデートのみがダウンロードされます(ナノアップデートはダウンロードされません)。アップデートの種類の詳細については、ナレッジベース記事をお読みください。

--mirrorFileFormat


warning

--mirrorFileFormatパラメーターを使用する前に、環境に古い(6.5以降)バージョンと新しいバージョン(6.6. 以降)の両方のESETセキュリティ製品が含まれていないことを確認してください。このパラメーターの使用が正しくないと、ESETセキュリティ製品が誤って更新される可能性があります。

ダウンロードするアップデートファイルの種類を指定できます。指定可能な値(大文字と小文字を区別):

dat - ESETセキュリティ製品バージョン6.5以前のみの環境では、この値を使用します。

dll - ESETセキュリティ製品バージョン6.6以降のみの環境では、この値を使用します。

レガシー製品(ep4ep5)のミラーを作成する場合、このパラメーターは無視されます。

--compatibilityVersion

この任意のパラメーターは、ESET PROTECT8.1以降で配布されるミラーツールに適用されます。

ミラーツールは、x.xまたはx.x.x.xの形式でパラメーター引数で指定したESET PROTECTリポジトリバージョンと互換性のあるアップデートファイルをダウンロードします(例: --compatibilityVersion 9.1または--compatibilityVersion 8.1.13.0)。


note

ESETリポジトリからダウンロードされるデータの量を減らすには、ESET PROTECT 9で配布されるミラーツールの新しいパラメーターである--filterFilePath--dryRunを使用することをお勧めします。

1.JSON形式でフィルターを作成します(以下の--filterFilePathを参照)。

2.--dryRunパラメーター(以下を参照)でミラーツールのテストを実行し、必要に応じてフィルターを調整します。

3.--filterFilePathパラメーター、定義されたダウンロードフィルター、--intermediateRepositoryDirectoryパラメーター、--outputRepositoryDirectoryパラメーターを使用して、ミラーツールを実行します。

4.ミラーツールを定期的に実行し、最新のインストーラーを常に使用してください。

--filterFilePath

この任意のパラメーターを使用して、ミラーツールと同じフォルダーに配置されたJSON形式のテキストファイルに基づいて、ESETセキュリティ製品をフィルタリングします(例: --filterFilePath filter.txt)。

arrow_down_business フィルター設定の説明:

--dryRun

この任意のパラメーターを使用するときには、ミラーツールでファイルがダウンロードされませんが、ダウンロードされるすべてのパッケージのリストを出力した.csvファイルが生成されます。

 

必須パラメーターの--intermediateRepositoryDirectory--outputRepositoryDirectoryを使用せずにこのパラメーターを使用できます(例: MirrorTool.exe --repositoryServer AUTOSELECT --dryRun test.csv)。

 


note

一部のESETインストーラーは言語に汎用的です(multilang言語コードを使用)。ミラーツールは、--filterFilePath言語を指定する場合でも.csvファイルに一覧表示されます。

 

--dryRunパラメーターのほかに、--intermediateRepositoryDirectoryおよび--outputRepositoryDirectoryパラメーターも使用する場合、ミラーツールはoutputRepositoryDirectoryを消去しません。

--listUpdatableProducts

(--excludedProductsが使用されていない場合は)Mirror ToolがモジュールのアップデートをダウンロードできるESET製品がすべて一覧表示されます。

パラメーターは次のバージョンのMirror Toolから使用できます。1.0.1294.0 (Windows), 1.0.2226.0 (Linux).


important

ミラーツールは、エンドポイントミラーが作成するフォルダー構造とは異なるフォルダー構造を作成します。各フォルダーには、製品のグループのアップデートファイルが格納されます。ミラーを使用する製品のアップデート設定で、正しいフォルダーへの完全パスを指定する必要があります。

たとえば、ミラーからESET PROTECT 9をアップデートするには、(HTTPサーバールートの場所に応じて)アップデートサーバーを設定します。

http://your_server_address/mirror/eset_upd/era6

メモ:era6ミラーフォルダーは次のESETリモート管理ソリューションで共通です。ERA 6, ESMC 7, ESET PROTECT。

arrow_down_business 言語コード表

sudo ./MirrorTool --mirrorType regular \

--intermediateUpdateDirectory /tmp/mirrorTool/mirrorTemp \

--offlineLicenseFilename /tmp/mirrorTool/offline.lf \

--outputDirectory /tmp/mirrorTool/mirror

次に、製品、言語が選択され、filter.txtファイルで定義されたレガシーファイルのダウンロードが有効になっている、オフラインのリポジトリの高度な設定の例です(上記の--filterFilePathの詳細のファイル内容の例を参照)。

sudo ./MirrorTool --repositoryServer AUTOSELECT \

--intermediateRepositoryDirectory /tmp/repoTemp \

--outputRepositoryDirectory /var/lib/tomcat9/webapps/mirrorRepo \

--filterFilePath filter.txt


note

ESETは、コマンドライン履歴から機密データ(パスワードなど)を含むコマンドを削除することをお勧めします。

1.historyを実行すると、履歴のすべてのコマンドの一覧を表示します。

2.history -d line_numberを実行(コマンドの行番号を指定)します。あるいは、history -cを実行し、コマンドライン履歴全体を削除します。

ミラーツールとアップデート設定

モジュールアップデートのダウンロードを自動化するには、ミラーツールを実行するスケジュールを作成できます。このためには、Webコンソールを開き、[クライアントタスク] > [オペレーティングシステム] > [コマンドの実行]に移動します。 実行するコマンドライン (MirrorTool.exeへのパスを含む)と合理的なトリガー(毎時0 0 * * * ?*のCRONなど)を選択します。*). あるいは、WindowsタスクスケジューラまたはLinuxのCronを使用できます。

クライアントコンピューターでアップデートを構成するには、新しいポリシーを作成し、アップデートサーバーを構成してミラーアドレスまたは共有フォルダを参照します。