ミラーツール - Windows

Linuxユーザーの場合

ミラーツールは、オフライン検出エンジンアップデートで必要です。クライアントコンピューターがインターネットに接続せず、検出エンジンアップデートが必要な場合、ミラーツールを使用して、ESETアップデートサーバーからアップデートファイルをダウンロードし、ローカルに保存できます。

note

注意

ミラーツールは検出エンジンアップデートおよび他のプログラムモジュールのみをダウンロードします。PCU (プログラムコンポーネントアップデート)およびESET LiveGrid®データはダウンロードしません。完全なオフラインリポジトリを作成することもできます。あるいは、個別に製品をアップグレードできます。

前提条件

important

重要

ミラーツールは、Windows XPおよびWindows Server 2003をサポートしません。

アップデートをアクセス可能にする方法に応じて、ターゲットフォルダは共有、Samba/Windows、またはHTTP/FTPサービスに対応している必要があります。

ユーザー名とパスワードを含む有効なオフラインライセンスファイルが必要です。ライセンスファイルを生成するときには、[ユーザー名とパスワードを含む]の横のチェックボックスをオンにします。また、ライセンスを指定する必要があります。ミラーツールのアクティベーションとアップデートミラーの生成には、オフラインライセンスファイルが必要です。

create_offline_lic_file

ミラーツールを実行する前に、次のパッケージをインストールする必要があります。

Visual C++ Redistributable for Visual Studio 2010

Visual C++ 2015 Redistributable x86

ミラーツールの使用方法

1.ESETダウンロードページ(スタンドアロンインストーラー)からミラーツールをダウンロードします。

2.ダウンロードしたフォルダーを解凍します。

3.コマンドプロンプトを開き、MirrorTool.exeファイルが格納されたフォルダーに移動します。

4.次のコマンドを実行すると、ミラーツールで使用可能なすべてのパラメーターが表示されます。

MirrorTool.exe --help

mirror_tool_help

 

note

注意

すべてのフィルターは大文字と小文字を区別します。

パラメータ

説明

--updateServer

使用する場合は、アップデートサーバーの完全URLを指定する必要があります。

--offlineLicenseFilename

オフラインライセンスファイルへのパス(前述のとおり)を指定する必要があります。

--languageFilterForRepository

言語コードを指定できます。たとえば、フランス語タイプでは、fr_FRです。他の言語コードは以下の表を参照してください。その他の言語を追加するには、スペースで区切ります。例: en_US zh_TW de_DE

--productFilterForRepository

ミラーツールがダウンロードフィルターとして使用する文字列を指定できます。ミラーツールはファイルのみをダウンロードします。これには、共通名の文字列が含まれます。その他の製品を選択するには、その他の引数を追加します。例: --productFilterForRepository Antivirus Security

ミラーツールは、選択した製品ごとにすべての選択した言語をダウンロードします。

--downloadLegacyForRepository

引数は不要です。ダウンロードにレガシーパッケージを含めるには、このパラメーターを使用します。使用されていない場合は、レガシーパッケージがダウンロードされません。ソフトウェアインストール クライアントタスクメニューの設定 > インストールするパッケージ > パッケージの選択 > レガシーで、レガシーである製品を特定できます。

ESMC 7.2およびESET PROTECTで配布されたミラーツールの新しいパラメーター:

--mirrorOnlyLevelUpdates

引数は不要です。設定すると、レベルアップデートのみがダウンロードされます(ナノアップデートはダウンロードされません)。アップデートの種類の詳細については、ナレッジベース記事をお読みください。

--mirrorFileFormat

warning

警告

--mirrorFileFormatパラメーターを使用する前に、環境に古い(6.5以降)バージョンと新しいバージョン(6.6. 以降)の両方のESETセキュリティ製品が含まれていないことを確認してください。このパラメーターの使用が正しくないと、ESETセキュリティ製品が誤って更新される可能性があります。

ダウンロードするアップデートファイルの種類を指定できます。指定可能な値(大文字と小文字を区別):

dat - ESETセキュリティ製品バージョン6.5以前のみの環境では、この値を使用します。

dll - ESETセキュリティ製品バージョン6.6以降のみの環境では、この値を使用します。

レガシー製品(ep4ep5)のミラーを作成する場合、このパラメーターは無視されます。

important

重要

ミラーツールは、エンドポイントミラーが作成するフォルダー構造とは異なるフォルダー構造を作成します。各フォルダーには、製品のグループのアップデートファイルが格納されます。ミラーを使用する製品のアップデート設定で、正しいフォルダーへの完全パスを指定する必要があります。

たとえば、ミラーからESET PROTECT 8をアップデートするには、(HTTPサーバールートの場所に応じて)アップデートサーバーを設定します。

http://your_server_address/mirror/eset_upd/era6

メモ:era6ミラーフォルダーは次のESETリモート管理ソリューションで共通です。ERA 6, ESMC 7, ESET PROTECT 8。

arrow_down_business言語コード表

MirrorTool.exe --mirrorType regular ^

--intermediateUpdateDirectory c:\temp\mirrorTemp ^

--offlineLicenseFilename c:\temp\offline.lf ^

--outputDirectory c:\temp\mirror

次に、製品、言語が選択され、レガシーファイルのダウンロードが有効になっている、オフラインのリポジトリの高度な設定の例です。

MirrorTool.exe --repositoryServer AUTOSELECT ^

--intermediateRepositoryDirectory c:\temp\repoTemp ^

--outputRepositoryDirectory c:\temp\repository ^

--languageFilterForRepository sk_SK fr_FR de_DE ^

--productFilterForRepository Antivirus Security ^

--downloadLegacyForRepository 

ミラーツールとアップデート設定

モジュールアップデートのダウンロードを自動化するには、ミラーツールを実行するスケジュールを作成できます。このためには、Webコンソールを開き、[クライアントタスク] > [オペレーティングシステム] > [コマンドの実行]に移動します。 実行するコマンドライン (MirrorTool.exeへのパスを含む)と合理的なトリガー(毎時0 0 * * * ?*のCRONなど)を選択します。*). あるいは、WindowsタスクスケジューラまたはLinuxのCronを使用できます。

クライアントコンピューターでアップデートを構成するには、新しいポリシーを作成し、アップデートサーバーを構成してミラーアドレスまたは共有フォルダを参照します。

important

重要

HTTPSミラーサーバーを使用している場合は、その証明書をクライアントコンピューターの信頼できるルートストアにインポートする必要があります。Windowsでの信頼できるルート証明書のインストールを参照してください。

note

注意

このナレッジベース記事を読み、ミラーツールチェーンを設定(別のミラーツールからアップデートをダウンロードするようにミラーツールを設定)してください。