他のサーバーからデータベースを取得する
この機能では、インフラストラクチャで実行中の既存のESET PROTECT VAからESET PROTECTデータベースを取得できます。ESET PROTECTサーバーでのみサポートされ、他のコンポーネント(MDM)ではサポートされません。ESMC仮想アプライアンスまたは古いESET PROTECT仮想アプライアンスを最新のESET PROTECT仮想アプライアンスにアップグレードするとき、またはESET PROTECT仮想アプライアンスを移行する場合に便利です。
移行の場合、ホスト名/IPアドレス変更ポリシーをすべてのクライアントコンピューターに適用するためには、古いESET PROTECT VAにアクセスできるようにしておく必要があります。そうでない場合、クライアントは新しいESET PROTECT VAに接続せず、古い方に接続し続けます。 古いESET PROTECT VAでSSHが有効になっていることを確認してください。 新しいバージョンまたは同じバージョンのESET PROTECTサーバーに移行するときにのみデータベースをプルします。取得処理中は、データベース構造が更新されますが、この処理は、古いサーバーに取得するときには失敗します。VAをアップグレードするには2つの方法がありますが、そのうちの1つがデータベースの取得です。 |
データベースを取得するには、次の手順に従います。
1.新しいESET PROTECT VAを展開しますが、まだ構成しないでください。
2.VMコンソールを開き、メイン画面でキーボードのEnterを押し、新しく展開されたESET PROTECT VAの管理コンソールに切り替えます。
3.eraadminと入力し、Enterを2回押してログインします。
4.矢印キーを使用して他のサーバーからデータベースを取得するを選択し、Enterを押します。
5.ESET PROTECTデータベースを取得するリモートESET PROTECT VA (古いESET PROTECT VA)でデータベースrootパスワードを入力します。古いESET PROTECT VAで1つのパスワードを使用している場合はここに入力します。
6.リモートESET PROTECT VA (SSH)への接続を入力する - ユーザー名(root)と古いESET PROTECT VAホスト名またはIPアドレスを次の形式で入力します。root@IPaddressまたはroot@hostname
7.ホストの認証を確認する場合は、yesと入力します。そうでない場合は、この手順を無視します。
8.古いESET PROTECT VAのVMパスワードを入力し、Enterを押します。バックアップ処理が完了したら、メッセージリモートERAサーバーデータベースがバックアップされましたが表示されます。
バックアップおよび復元処理を完了するために必要な時間は、データベースのサイズによって異なります。 |
9.古いESET PROTECT VAのVMパスワードを再入力します。データベースをコピーする回数によっては、コピー中には複数回パスワードを入力しなければならない場合があります。
10. データベースが復元されるまで待機します。
11. アップグレードを実行している場合:ESET PROTECTデータベースの取得が成功した後に、古いESET PROTECT VAをシャットダウンして、使用を停止します。
•新しいインスタンスが正しく機能していることを確認する前に、古いESET PROTECT VAを十分に長く保持することをお勧めします。 •アンインストールスクリプトを使用して、古いESET PROTECT VAサーバーをアンインストールすることは推奨されません。このアンインストール手順により、新しいESET PROTECT VAサーバーデータベースからすべてのライセンスの関連付けも解除(削除)されます。この動作を防止するには、アンインストールする前に古いESET PROTECT VAサーバーデータベース(DROP DATABASE)を削除します。 |
12. 新しいアプライアンスを設定する:
•アップグレード - 前のESET PROTECT VAと同じように新しいVAを構成します。
•移行 - たとえば、ESET PROTECT VAを別のネットワークに移動した場合など、新しいドメイン(ドメインの設定または再参加)またはネットワークプロパティに合うように構成を変更します。
すべてのデータが保持され、すべてのクライアントが新しいサーバーに接続し、ESET PROTECT VAが前と同じように動作することを確認してください。 |