ターミナルウィンドウからオンデマンド検査を実行する
構文: /opt/eset/efs/bin/odscan [オプション..]
オプション - 短縮型 |
オプション - 標準型 |
説明 |
---|---|---|
-l |
--list |
現在実行中の検査を表示する |
|
--list-profiles |
使用可能なすべての検査プロファイルを表示します |
|
--all |
他のユーザーが実行した検査も表示します(ルート権限が必要) |
-r |
--resume=session_id |
session_idで特定された、一時停止中の検査を再開します |
-p |
--pause=session_id |
session_idで特定された検査を一時停止します |
-t |
--stop=session_id |
session_idで特定された検査を停止します |
-s |
--scan |
検査の開始 |
|
--show-scan-info |
開始した検査に関する基本情報(log_nameを含む)が表示されます。 |
|
--profile=プロファイル |
選択されたプロファイルを使用して検査します |
|
--profile-priority=優先度 |
タスクは指定された優先度で実行されます。 |
|
--readonly |
駆除せずに検査する |
|
--local |
ローカルドライブを検査します |
|
--network |
ネットワークドライブを検査します |
|
--removable |
リムーバブルメディアを検査します |
|
--boot-local |
ローカルドライブのブートセクターを検査します |
|
--boot-removable |
リムーバブルメディアのブートセクターを検査します |
|
--boot-main |
メインブートセクターを検査します |
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--exclude=ファイル |
選択したファイルまたはディレクトリをスキップします |
|
--ignore-exclusions |
除外されたパスと拡張子も検査します |
odscanユーティリティは、検査が完了したら、終了コードで終了します。検査が完了したときに、ターミナルウィンドウでecho $?を実行すると、終了コードが表示されます。
終了コード
終了コード |
意味 |
---|---|
0 |
マルウェアは検出されませんでした |
1 |
マルウェアが検出され、駆除されました |
10 |
一部のファイルはスキャンできません(マルウェアの可能性あり) |
50 |
マルウェアが検出されました |
100 |
エラー |
例
バックグラウンドプロセスとして、"@Smart scan"検査プロファイルを使用して、再帰的に、/root/ディレクトリのオンデマンド検査を実行します:
/opt/eset/efs/bin/odscan --scan --profile="@Smart scan" /root/ & |
複数の対象に関して"@Smart scan"検査プロファイルを使用して、再帰的に、オンデマンド検査を実行します:
/opt/eset/efs/bin/odscan --scan --profile="@Smart scan" /root/ /tmp/ /home/ |
すべての実行中の検査のリストを出力します
/opt/eset/efs/bin/odscan -l |
session-id "15"の検査を一時停止します。各スキャンには、開始時に生成される独自のセッションIDがあります。
/opt/eset/efs/bin/odscan -p 15 |
session-id "15"の検査を停止します。各スキャンには、開始時に生成される独自のセッションIDがあります。
/opt/eset/efs/bin/odscan -t 15 |
ディレクトリ/root/exc_dirおよびファイル/root/eicar.comを除外して、オンデマンド検査を実行します。
/opt/eset/efs/bin/odscan --scan --profile="@In-depth scan" --exclude=/root/exc_dir/ --exclude=/root/eicar.com / |
リムーバブルデバイスのブートセクターを検査します。特権ユーザーで以下のコマンドを実行します。
sudo /opt/eset/efs/bin/odscan --scan --profile="@In-depth scan" --boot-removable |