リモートデスクトップWebアクセス
リモートデスクトップWebアクセス(RDWA)がホスティングされているサーバーでRDPの2FA保護を利用する場合、RDWAで使用可能なアプリケーションの起動には、既定の設定で2FA認証が必要です。
つまり、ユーザーがRDWA Webサイトにアクセスしようとすると、OTPを求められます。ユーザーが有効なOTPを入力し、ログインして、Webサイトで利用可能なアプリケーションを起動しようとすると、ユーザーは再度OTPを入力するように求められます。
認証されたユーザー(有効なOTPを使用してRDWA Webサイトにアクセスしたユーザー)がWebサイトでアプリケーションを起動するときにOTPを求められないようにするには、次の手順を実行します。
- ESAC Webコンソールで、Settings > IP Whitelistingに移動します。
- メッセージが表示されたら、会社を選択します。
- Allow access without 2FA from:の横にあるチェックボックスをオンにします。
- テキストボックスにlocalhost IPアドレス127.0.0.1,::1を入力します。
- RDPの横にあるチェックボックスをオンにします。
- Saveをクリックします
異なるホストのRDWAとESA認証サーバー RDWAがESA Authentication Serverとは異なるコンピューターでホスティングされている場合は、RDWAホストのIPアドレスをホワイトリストに登録する必要があります。 |
正しいIPアドレスをホワイトリストに登録するには、C:\ProgramData\ESET Secure Authentication\EsaCore.logにあるEsaCore.logログファイルで確認します。
- ログファイルの内容を消去します。
- 2FAで保護されたユーザーアカウントでRDWAにログインします。
- そのログファイルで「_RDWeb」を検索します。
- その数行下に、「Starting two-factor authentication for user: username with ip 1.2.3.4」という行が表示され、「1.2.3.4」の部分にはRDWAホストの実際のIPアドレスが入ります。
リモートデスクトップWebアクセスHTML5
現在、HTML5バージョンのリモートデスクトップWebアクセス(RD Web アクセス)にアクセスするには、2つの方法があります。
SMS OTPまたはモバイルアプリケーションOTPが有効になっているユーザー:
- OTPで認証しながら、従来のRD Webアクセス(hostname.domain/rdweb)にログインします。
- 同じブラウザーで、RD WebアクセスのHTML5バージョン(hostname.domain/rdweb/webclient)にログインします。
モバイルアプリケーションプッシュが有効になっているユーザーは、RD WebアクセスのHTML5バージョンに直接アクセスできます。認証を求められたら、プッシュ通知を承認します。