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ミラーからのアップデート

ミラーを構成するには、2つの基本方法があります。ミラーは、基本的に、クライアントがアップデートファイルをダウンロードできるリポジトリです。アップデートファイルがあるフォルダは、共有ネットワークフォルダまたはHTTPサーバーとして表示されます。


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アップデートミラーは、同じ世代のESET Endpoint Security for Windowsを実行するワークステーションをアップデートするために使用できるアップデートファイルのコピーを作成します。(たとえば、ESET Endpoint Security for Windowsバージョン10.xはバージョン10.x (ESET Endpoint Antivirus for WindowsとESET Endpoint Security for Windows)のアップデートファイルのみを作成します)

内蔵のHTTPサーバーを使用したミラーへのアクセス

これは、事前定義されたプログラム設定で指定される、既定の設定です。HTTPサーバを使用してミラーにアクセスできるようにするには、[詳細設定] > [アップデート]> [プロファイル]> [アップデートミラー]タブ)に移動して、[更新ミラーの作成]オプションを選択します。

ミラータブのHTTPサーバーセクションで、HTTPサーバーがリスニングするサーバーポート、およびHTTPサーバーで使用される認証のタイプを指定できます。既定では、サーバーポートは2221に設定されています。

[認証] - アップデートファイルにアクセスするために使用される認証方法を定義します。使用可能なオプションは[なし]、[基本]、[NTLM]。基本のユーザー名およびパスワード認証でbase64エンコードを使用する場合は、[基本]を選択してください。[NTLM]を選択すると、安全なエンコード方法でエンコードされます。認証については、アップデートファイルを共有するワークステーション上で作成されたユーザーが使用されます。既定の設定は[なし]で、認証なしでアップデートファイルにアクセスすることができます。


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HTTPサーバー経由によるアップデートファイルへのアクセスを許可する場合、ミラーフォルダーは、ミラーフォルダーを作成するESET Endpoint Securityのインスタンスと同じコンピューターに置かれている必要があります。


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ミラーからのアップデートが数回失敗すると、メインメニューの[アップデート]ペインに、無効なユーザー名またはパスワードエラーが表示されます。詳細設定>アップデート> プロファイル > アップデートミラーに移動し、ユーザー名とパスワードを確認することをお勧めします。このエラーの最も一般的な原因は、入力した認証データが正しくないことです。

ミラーサーバーの設定後、クライアントワークステーション上に新しいアップデートサーバーを追加する必要があります。手順は次のとおりです。

  • 詳細設定を開き、アップデート > プロファイル > アップデート > モジュールのアップデートをクリックします。
  • 自動選択をオフにし、次のいずれかの形式で、アップデートサーバーフィールドに新しいサーバーを追加します。
    http://<サーバのIPアドレス>:2221
    https://<サーバーのIPアドレス>:2221 (SSLを使用する場合)

システム共有を使用したミラーへのアクセス

まず、ローカルデバイスまたはネットワークデバイスに共有フォルダーを作成する必要があります。ミラーのフォルダーを作成する際には、フォルダーにアップデートファイルを保存するユーザーに"書き込み"アクセス権を与え、ミラーフォルダーからESET Endpoint Securityをアップデートするすべてのユーザーに"読み取り"アクセス権を与える必要があります。

次に、詳細設定 > アップデート > プロファイル > アップデートミラータブで、HTTPサーバーを有効にするチェックボックスのチェックを外して、ミラーへのアクセスを設定します。プログラムのインストールパッケージでは、このチェックボックスは既定でチェックされています。

共有フォルダーがネットワーク内の別のコンピューターにある場合は、そのコンピューターへのアクセスに使用する認証データを入力する必要があります。認証データを入力するには、の詳細設定を開いて、アップデート > プロファイル > アップデート > 接続オプション > Windows共有 > アップデートサーバーへの接続に使用するユーザーアカウント。この設定は、「アップデートサーバーへの接続に使用するユーザーアカウント」セクションで説明されているアップデートの設定と同じです。

ミラーフォルダにアクセスするには、ミラーが作成されたコンピュータにログインするために使用されたアカウントでこの操作を実行する必要があります。コンピュータがドメインの場合、「ドメイン\ユーザー」ユーザー名を使用してください。コンピュータがドメインにない場合は、「サーバーのIPアドレス\ユーザー」または「ホスト名\ユーザー」を使用してください。

ミラーの設定が完了したら、次の手順で、クライアントワークステーションで、アップデートサーバーとして\\UNC\PATHを設定します。

  1. [詳細設定]を開き、[アップデート]> [プロファイル] > [アップデート]をクリックします。
  2. モジュールのアップデートの横の自動選択をオフにし、アップデートサーバーフィールドに新しいサーバーを追加します(\\UNC\PATH形式)。

note

アップデートが正しく動作するには、ミラーフォルダのパスをUNCパスとして指定する必要があります。マップされたドライブからのアップデートは動作しない場合があります。


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ミラーツールを使用したミラーの作成

ミラーツールは、Endpointミラーが作成するフォルダーとは別のフォルダー構造を作成します。各フォルダーには、製品のグループのアップデートファイルが格納されます。ミラーを使用する製品のアップデート設定で、正しいフォルダーへの完全パスを指定する必要があります。

たとえば、ミラーからESET PROTECT On-Premをアップデートするには、アップデートサーバーを(HTTPサーバーのルートの場所に応じて)次のように設定します。

http://your_server_address/mirror/eset_upd/ep10

最後のセクションでは、プログラムコンポーネント(PCU)を制御します。既定では、ダウンロードされたプログラムコンポーネントは、ローカルのミラーにコピーできるようになっています。製品のアップデートが選択されている場合、ファイルが使用可能な状態になると、自動的にローカルミラーにコピーされるため、アップデートをクリックする必要はありません。製品のアップデートの詳細については、アップデートモードを参照してください。