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ESET CMD

これは高度なecmdコマンドを有効にする機能です。コマンドライン(ecmd.exe)を使用して、設定をインポートおよびエクスポートできます。これまでは、GUIのみを使用して設定をエクスポート及びインポートすることが可能でした。ESET Endpoint Security設定を.xmlファイルにエクスポートできます。

ESET CMDを有効にすると、2つの認証方法を使用できます。

  • なし - 認証なし。潜在的なリスクとなる未署名の設定のインポートが許可されるため、この方法は推奨されません。
  • [詳細設定パスワード] - .xmlファイルから設定をインポートするときには、パスワードが必要です。このファイルを署名する必要があります(.xml設定ファイルの署名を参照してください)。アクセス設定で指定されたパスワードを、新しい設定をインポートする前に指定する必要があります。アクセス設定パスワードが有効ではないか、パスワードが一致しないか、.xml設定ファイルが署名されていない場合は、設定はインポートされません。

ESET CMDを有効にすると、ESET Endpoint Security設定のエクスポート/インポートでコマンドラインを使用できます。手動で実行するか、自動化用のスクリプトを作成できます。


important

高度なecmdコマンドを使用するには、管理者権限で実行するか、管理者として実行を使用してWindowsコマンドプロンプト(cmd)を開く必要があります。さもなければ、「Error executing command 」というメッセージが表示されます。また、設定のインポート時には、インポート先フォルダーが存在する必要があります。エクスポートコマンドは、ESET CMD設定がオフでも動作します。


note

高度なecmdコマンドはローカルでのみ実行できます。ecmdコマンドの一時停止は、ESET PROTECT On-Premを使用してクライアントタスクのコマンドの実行を使用した場合にのみ実行できます。


example

設定のエクスポートコマンド:

ecmd /getcfg c:\config\settings.xml

設定のインポートコマンド:

ecmd /setcfg c:\config\settings.xml

.xml設定ファイルの署名:

  1. XmlSignTool実行ファイルをダウンロードします。
  2. 管理者として実行を使用してWindowsコマンドプロンプト(cmd)を開きます。
  3. xmlsigntool.exeの保存場所に移動します。
  4. コマンドを実行し、.xml設定ファイルに署名します。使用方法: xmlsigntool /version 1|2 <xml_file_path>

important

/versionパラメーターの値は、ESET Endpoint Securityのバージョンによって異なります。バージョン7以降では、/version 2を使用します。

  1. XmlSignToolで要求されたら、詳細設定 パスワードを入力します。.xml設定ファイルが署名されます。パスワード認証方法によって、ESET CMDを使用してESET Endpoint Securityの別のインスタンスでインポートするために使用できます。

example

エクスポートされた設定ファイルの署名コマンド:
xmlsigntool /version 2 c:\config\settings.xml

ecmd_xmlsigntool


note

アクセス設定パスワードを変更し、古いパスワードで以前に署名された設定ファイルをインポートする場合は、現在のパスワードで.xml設定ファイルをもう一度署名する必要があります。これにより、インポート前にESET Endpoint Securityを実行する他のコンピューターでエクスポートせずに、古い設定ファイルを使用できます。


warning

認証なしでESET CMDを有効にすることは推奨されません。これにより、署名されていない設定のインポートが可能になります。[詳細設定] > [ユーザーインターフェイス] > [アクセス設定]でパスワードを設定し、ユーザーによる無許可の修正を防止します。

ecmdコマンドのリスト

個別のセキュリティ機能は、ESET PROTECT On-Premクライアントタスク実行コマンドで有効にしたり、一時的に無効にしたりできます。コマンドはポリシー設定を上書きせず、一時停止した設定は、コマンドの実行後またはデバイスの再起動後に元の状態に戻されます。この機能を利用するには、同じ名前のフィールドで実行するコマンドラインを指定します。

以下の各セキュリティ機能のコマンドのリストを確認してください。

セキュリティ機能

Temporary Pauseコマンド

Enableコマンド

リアルタイムファイルシステム保護

ecmd /setfeature onaccess pause

ecmd /setfeature onaccess enable

ドキュメント保護

ecmd /setfeature document pause

ecmd /setfeature document enable

デバイスコントロール

ecmd /setfeature devcontrol pause

ecmd /setfeature devcontrol enable

プレゼンテーションモード

ecmd /setfeature presentation pause

ecmd /setfeature presentation enable

パーソナルファイアウォール

ecmd /setfeature firewall pause

ecmd /setfeature firewall enable

ネットワーク攻撃保護(IDS)

ecmd /setfeature ids pause

ecmd /setfeature ids enable

ボットネット保護

ecmd /setfeature botnet pause

ecmd /setfeature botnet enable

Webコントロール

ecmd /setfeature webcontrol pause

ecmd /setfeature webcontrol enable

Webアクセス保護

ecmd /setfeature webaccess pause

ecmd /setfeature webaccess enable

電子メールクライアント保護

ecmd /setfeature email pause

ecmd /setfeature email enable

電子メールクライアント迷惑メール対策

ecmd /setfeature antispam pause

ecmd /setfeature antispam enable

フィッシング対策機能

ecmd /setfeature antiphishing pause

ecmd /setfeature antiphishing enable