迷惑メール対策機能
受信者側が送信を要求していないメールつまり迷惑メールは、電子通信分野における最大の問題の1つとなっています。迷惑メールは全メール通信の実に50%も占めています。この問題に対処するための機能が、迷惑メールからの保護機能です。メールセキュリティの複数の原則を組み合わせることにより、迷惑メール対策機能のフィルタリング機能は強化されて、受信ボックスは常にクリーンな状態が保持されます。迷惑メール対策保護を設定するには、詳細設定 (F5) > Webとメール > 電子メールクライアント保護 > 迷惑メール対策保護を開きます
迷惑メール検出の場合、1つの重要な原理は、定義済みの信頼できるアドレス(許可)と迷惑メールアドレス(ブロック)に基づいて、未承諾の電子メールを認識します。
迷惑メール検出に使用される主な方法は、メールメッセージプロパティの検査です。受信メッセージは、基本的な迷惑メール対策基準(メッセージ定義、統計ヒューリスティック、認識アルゴリズムやその他の固有の方法)に基づいてスキャンされます。そして、結果として生成されるインデックス値により、あるメッセージが迷惑メールかどうかが判定されます。
電子メールクライアント迷惑メール対策保護を有効にする - 有効の場合、システムの起動時に迷惑メール対策が自動的に起動されます。
迷惑メール対策の拡張機能を有効にする - 追加の迷惑メール対策データが定期的にダウンロードされ、迷惑メール対策能力が向上し、より望ましい結果が得られます。
ESET Endpoint Securityの迷惑メール対策保護では、メッセージに対してさまざまなパラメーターを設定できます。
メッセージ処理
件名にテキストを追加する: - 迷惑メールとして分類されたメールの表題にカスタムのプリフィクス文字列を追加することができます。既定の文字列は"[SPAM]"です。
メッセージを迷惑メールフォルダに移動する- 有効にすると、迷惑メールメッセージが既定の迷惑メールフォルダに移動され、迷惑メールではないメールとして再分類されたメッセージが受信トレイに移動されます。電子メールメッセージを右クリックし、コンテキストメニューからESET Endpoint Securityを選択すると、該当するオプションを選択できます。
フォルダーを使用 - 検出に感染した電子メールを移動するカスタムフォルダーを指定します。
迷惑メールを既読としてマークする - 迷惑メールが自動的に既読に設定されます。これによって、"正当"なメールに集中できます。
分類し直したメールを未読としてマークする - 最初に迷惑メールとして分類され、後で"正当"であるとマークされたメールが未読として表示されます。
迷惑メールスコアのログ記録 - ESET Endpoint Securityの迷惑メール対策用エンジンでは、全ての検査済みメッセージに迷惑メールスコアが割り当てられます。このメッセージは、迷惑メール対策ログに記録されます([ESET Endpoint Security] > [ツール] > [ログファイル] > [迷惑メール対策機能])。
- 書き込まない - 迷惑メール検査のスコアは記録されません。
- 再分類して迷惑メールに設定- 迷惑メールとしてマークされたメッセージに迷惑メールスコアを記録する場合、これを選択します。
- すべて- ログに迷惑メールスコア付きで全てのメッセージが記録されます。
迷惑メールフォルダのメッセージをクリックし、[選択したメッセージを迷惑メールではないメールに再分類]を選択すると、メッセージが受信トレイに移動されます。受信トレイにある迷惑メールだと考えられるメッセージをクリックし、[メッセージを迷惑メールに再分類]を選択すると、メッセージが迷惑メールフォルダに移動されます。複数のメッセージを選択して、同時にすべてのメッセージ対してアクションを実行できます。 |
ESET Endpoint Securityでは、Microsoft Outlook、Outlook Express、Windows Mail、Windows Live Mailの迷惑メールからの保護がサポートされます。 |