NFSマウントが失敗する
問題
Webアクセス保護を支えるテクノロジーは、NFSマウントへの接続を切断します。NFSサーバーの既定の設定では、クライアントが1025未満のポート(ルートへアクセス可能)から接続することを想定しています。Webアクセスによって傍受された接続は、1024を超えるランダムなポートから接続を試行し、その結果、サーバーは拒否されます。
回避策
拒否されないようにするには、NFSマウントサーバーの設定をinsecureに変更します。これにより、クライアントはランダムなポートからサーバーに接続できます。
1.NFSサーバーマシンで、特権ユーザーとしてテキストエディターで/etc/exportsファイルを開きます。この例では、nanoを使用します。
nano /etc/exports |
2.共有ディレクトリをinsecureに設定し、変更を保存します。NFS共有ディレクトリの例:
/srv/nfs-share 10.10.10.10/24(rw,sync,no_subtree_check,no_root_squash,insecure) |
3.NFSサーバーを再起動します。次のコマンドを特権ユーザーで実行します。
systemctl restart nfs-kernel-server |