ESET PROTECTの概要
ESET PROTECTで、ネットワーク接続環境におけるワークステーション、サーバー、モバイルデバイス上のESET製品を1つの集中管理された場所から管理できます。
ESET PROTECT Webコンソールを使用すると、ESETソリューションの展開、タスクの管理、セキュリティポリシーの施行、システムステータスの監視、リモートコンピューターでの問題や検出への迅速な対応ができます。ESET PROTECTアーキテクチャおよびインフラストラクチャ要素の概要、ESET PROTECT Webコンソールの基本、サポートされているデスクトッププロビジョニング環境を参照してください。
ESET PROTECTは次のコンポーネントで構成されています。
•ESET PROTECT サーバー - ESET PROTECTサーバーはWindowsとLinuxにインストールでき、仮想アプライアンスとして付属しています。エージェントとの通信を処理し、アプリケーションデータを収集し、データベースに保存します。
•ESET PROTECT Webコンソール - ESET PROTECT Webコンソールは、環境内のクライアントコンピューターを管理できるメインのインターフェースです。ネットワーク上のクライアントについてステータスの概要を表示し、管理対象外のコンピューターにリモートでESETソリューションを展開できます。ESET PROTECTサーバーをインストールすれば、Webブラウザーを使用して、Webコンソールにアクセスできます。Webサーバーをインターネット上で公開すると、インターネットに接続されているすべての場所とデバイスからESET PROTECTを使用できます。
•ESET Managementエージェント - ESET Managementエージェントは、ESET PROTECTサーバーとクライアントコンピューターの間の通信を容易にします。コンピューターとESET PROTECTサーバーの間の通信を確立するには、エージェントをクライアントコンピューターにインストールする必要があります。そうすれば、クライアントコンピューター上のESET Managementエージェントを使用することになって複数のセキュリティシナリオを保存できるため、新しい検出への対応時間が大幅に短くなります。ESET PROTECTWebコンソールを使用すると、Active DirectoryまたはESET RD Sensorで特定された管理対象外のコンピューターに、ESET Managementエージェントを展開できます。また、必要に応じて、クライアントコンピューターに、ESET Managementエージェントを手動でインストールできます。
•Rogue Detection Sensor - ESET PROTECT Rogue Detection (RD) Sensorは、ネットワークに存在する管理されていないコンピュータを検出し、その情報をESET PROTECTサーバーに送信します。これにより、新しいクライアントコンピュータを保護されたネットワークに容易に追加できます。RD Sensorは検出されたコンピュータを記憶し、同じ情報を2回送信しません。
•Apache HTTP Proxy - ESET PROTECTと組み合わせて使用できるサービスで、
oクライアントコンピュータにアップデートを配布し、ESET Managementエージェントにインストールパッケージを配布します。
oESET ManagementエージェントからESET PROTECTサーバーに通信を転送します。
•モバイルデバイスコネクター - ESET PROTECTでモバイルデバイス管理を可能にするコンポーネントであり、モバイルデバイス(AndroidおよびiOS)を管理し、ESET Endpoint Security for Androidを管理できます。
•ESET PROTECT仮想アプライアンス - ESET PROTECT VAは、仮想環境でESET PROTECTを実行したいユーザを対象にしています。。
•ESET PROTECT仮想エージェントホスト - ESET PROTECTのコンポーネントであり、エージェントレス仮想マシンの管理ができるように、エージェントエンティティを仮想化します。このソリューションにより、自動化、動的グループの利用、物理コンピューターのESET Managementエージェントと同じレベルのタスク管理が可能になります。仮想エージェントは仮想マシンから情報を収集し、ESET PROTECTサーバーに送信します。
•ミラーツール - ミラーツールは、オフラインモジュールアップデートで必要です。クライアントコンピュータがインターネットに接続しない場合、ミラーツールを使用して、ESETアップデートサーバーからアップデートファイルをダウンロードし、ローカルに保存できます。
•ESET Remote Deployment Tool - このツールでは<%PRODUCT%>ESET_PROTECT Webコンソールで作成されたオールインワンパッケージを展開できます。ネットワーク上のコンピュータでESET ManagementエージェントとESET製品を配布するための便利な方法です。
•ESET Business Account - ESETビジネス製品向けの新しいライセンスポータルでは、ライセンスを管理できます。製品をアクティベーションする手順については、このドキュメントのESET Business Accountセクションを参照してください。ESET Business Accountの使用の詳細については、ESET Business Accountユーザーガイドを参照してください。すでにESETが発行したユーザー名とパスワードがあり、製品認証キーに変換する場合には、「レガシーライセンス資格情報の変換」セクションを参照してください。
•ESET Enterprise Inspector - 包括的なエンドポイント検出および応答システムであり、インシデント検出、インシデント管理と応答、データ収集、危険検出の指標、特異性の検出、動作検出、ポリシー違反などの機能があります。
ESET PROTECT Webコンソールを使用して、ESETソリューションの展開、タスクの管理、セキュリティポリシーの施行、システムステータスの監視、リモートコンピューターでの問題や脅威に対する迅速な対応ができます。
詳細については、ESET PROTECTオンラインユーザーガイドをご覧ください。 |