比較
比較機能を使用して、既存の2つのログを比較できます。この機能により、両方のログで共通していない一連のアイテムが表示されます。システムの変更を追跡するには、この機能が適しています。これは、悪意のあるコードを検出するのに有用なツールです。
起動後、新しいログが作成され、新しいウィンドウに表示されます。[ファイル] > [ログの保存]をクリックして、ログをファイルに保存します。これで、ログファイルを後で開いて表示できるようになります。既存のログを開くには、[ファイル] > [ログを開く]をクリックします。ESET SysInspectorのメインプログラムウィンドウで一度に表示できるログは1つです。
2つのログを比較する利点は、現在アクティブなログとファイルに保存されているログを比較できることにあります。ログを比較するには、[ファイル] > [ログの比較]をクリックし、[ファイルの選択]を選択します。選択したログが、メインプログラムウィンドウのアクティブなログと比較されます。比較ログに、これら2つのログの相違点のみが表示されます。
注意 2つのログファイルを比較する場合は、[ファイル] > [ログの保存]をクリックし、ログをZIPファイルとして保存します。これで、両方のファイルが保存されます。後でそのファイルを開くと、保存されているログが自動的に比較されます。 |
表示されたアイテムの横に、ESET SysInspectorによって比較対象のログの相違を示す記号が表示されます。
次に、アイテムの横に表示される可能性のあるすべての記号について説明します。
• 以前のログには存在しない新しい値
• 新しい値を含むツリー構造セクション
• 以前のログにのみ存在する、削除された値
• 削除された値を含むツリー構造セクション
• 変更されている値/ファイル
• 変更された値/ファイルを含むツリー構造セクション
• リスクレベルが、以前のログよりも低下している
• リスクレベルが、以前のログよりも上昇している
左下隅に表示される説明セクションには、すべての記号についての説明が記載され、比較されているログの名前が示されます。
比較ログは、ファイルに保存して後で開くことができます。
例 ログを生成および保存し、システムに関する元の情報をprevious.xmlという名前のファイルに記録します。システムを変更したら、ESET SysInspectorを起動して、新しいログを生成します。current.xmlという名前のファイルにログを保存します。 これら2つのログの相違を追跡するには、[ファイル] > [ログの比較]をクリックします。これらのログの相違点を示す比較ログが作成されます。 次のコマンドラインオプションを使用しても同じ結果になります。 SysIsnpector.exe current.xml previous.xml |