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ルール

電子メールフィルタリング条件と、フィルタリングされた電子メールで実行する処理を手動で定義できます。また、条件とルールを定義できます。一部の条件とアクションはメール転送保護、メールボックスデータベース保護、オンデマンドメールボックスデータベース保護固有のルールで異なります。これは、各保護タイプ(特にメール転送保護)は、メッセージを処理するときに少し異なるアプローチを使用するためです。


note

システムの***メールボックスデータベース保護、オンデマンドメールボックスデータベース検査メール転送保護で使用できるルールは、ESET Mail SecurityがあるサーバーにインストールされているMicrosoft Exchange Serverバージョンによって異なります。


important

オンデマンドメールボックスデータベース検査のルールが正しく定義されていない場合、元に戻せないメールボックスの変更が発生する可能性があります。初回の代わりにルールを使用してオンデマンドメールボックスデータベース検査を実行する前に、メールボックスデータベースの最新のバックアップがあることを必ず確認してください。また、想定どおりにルールが実行されていることを確認することを強くお勧めします。確認のため、イベントに記録アクションのみを使用してルールを定義します。他のアクションがメールボックスデータベースを変更できるためです。検証で問題がない場合は、添付ファイルの削除などの破壊的ルールアクションを追加できます。

ルールは3レベルに分類され、次の順序で評価されます。

フィルタリングルール (1) - 迷惑メール、ウイルス対策、フィッシング対策検査の前に評価されるルール

添付ファイル処理ルール(2) - ウイルス対策検査中に評価されるルール

結果処理ルール (3) - 迷惑メール、ウイルス対策、フィッシング対策検査の後に評価されるルール

同じレベルのルールは、ルールウィンドウに表示されるのと同じ順序で評価されます。同じレベルのルールの場合、ルール順序のみを変更できます。複数のフィルタリングルールがある場合、適用される順序を変更できます。フィルタリングルールの前に添付ファイル処理ルールを配置して、順序を変更することはできません。上へ/下へボタンは使用できなくなります。つまり、異なるレベルではルールを組み合わせることができません。

ヒット列には、ルールが正常に適用された回数が表示されます。チェックボックス(ルール名の左側)をオフにすると、もう一度チェックボックスを選択するまで、対応するルールが無効になります。

rule_list

リセットをクリックすると、選択したルールのカウンタをリセットします(ヒット列)。表示を選択すると、ESET PROTECTポリシーから割り当てられた構成を表示できます


important

通常は、ルールの条件が満たされる場合、より低い優先度のルールのルール評価が停止します。ただし、必要に応じて、他のルールの評価という特殊なルールアクションを使用して、評価を続行できます。

メッセージがメール転保護またはオンデマンドメールボックスデータベース検査によって処理されるときに、ルールがメッセージに対してチェックされます。各保護レイヤーには個別のルールセットがあります。

メールボックスデータベース保護またはオンデマンドメールボックスデータベース検査ルール条件が一致する場合、ルールカウンタが2以上増えることがあります。れらの保護レイヤーがメッセージの本文と添付ファイルに別個にアクセスし、ルールが各部分に個別に適用されるためです。メールデータベース保護ルールはバックグラウンド検査中にも適用されます(たとえば、ESET Mail Securityが、新しいウイルス定義データベースのダウンロード後にメールボックス検査を実行した場合など)。これにより、ルールカウンター(ヒット)が増えることがあります。

ルールウィザード

1.追加(中央)をクリックすると、ルール条件ウィンドウが表示され、条件タイプ、処理、値を選択できます。条件、アクションの順に定義します。


important

複数の条件を定義できます。このようにする場合は、ルールを適用するには、すべての条件を満たす必要があります。すべての条件は論理演算子ANDを使用して接続されます。ほとんどの条件が満たされ、1つだけが満たされない場合、条件評価結果は満たされていないと見なされ、ルールのアクションを実行できます。

2.追加(下)をクリックすると、ルールアクションを追加します。


note

1つのルールに対して複数のアクションを追加できます。

rule_wizard

3.条件とアクションが定義されたら、ルールの名前(ルールを認識できる名前)を入力します。この名前はルールリストに表示されます。名前は必須フィールドです。赤色でハイライト表示されている場合は、テキストボックスにルール名を入力し、OKをクリックしてルールを作成します。赤色のハイライト表示は、ルール名を入力しても消えません。OKをクリックした後にのみ消えます。

4.ルールを準備し、後から使用する場合は、有効の横のスライダーバーをクリックすると、ルールが無効になります。ルールを有効にするには、アクティブにするルールの横のチェックボックスをオンにします。


note

新しいルールが追加されるか、既存のルールが変更された場合、メッセージ再検査は新規または修正済みルールを自動的に使用し始めます。

ルールの使用方法を示す「ルールの例を参照してください。