メール転送保護
プロトコルフィルタリングによって電子メール保護を有効にする
IMAPとPOP3プロトコルは、電子メールクライアントアプリケーションでのメールの受信に最もよく使用されているプロトコルです。ESET Server Securityでは、使用される電子メールクライアントに関係なく、このプロトコルに対する保護機能を備えています。
ESET Server Securityでは、IMAPSおよびPOP3Sプロトコルの検査もサポートします。この場合、暗号化チャンネルを使用して、サーバーとクライアント間で情報を送受信します。ESET Server Securityは、SSL (Secure Socket Layer)およびTLS (Transport Layer Security)プロトコルを使用して通信を検査します。このプログラムは、オペレーティングシステムのバージョンに関係なく、IMAPS/POP3Sプロトコルで使用されるポートで定義されたポート上のトラフィックだけを検査します。
IMAPS/POP3Sスキャナの設定
既定の設定が使用中のときには、暗号化された通信は検査されません。暗号化された通信の検査を有効にするには、SSL/TLSプロトコル確認に移動します。
ポート番号はポートの種類を識別します。既定の電子メールポートは以下のとおりです。
ポート名 |
ポート番号 |
説明 |
---|---|---|
POP3 |
110 |
既定のPOP3非暗号化ポート。 |
IMAP |
143 |
既定のIMAP非暗号化ポート。 |
セキュアIMAP (IMAP4-SSL) |
585 |
SSL/TLSプロトコルフィルタリングを有効にします。複数のポート番号は、コンマで区切る必要があります。 |
IMAP4 over SSL (IMAPS) |
993 |
SSL/TLSプロトコルフィルタリングを有効にします。複数のポート番号は、コンマで区切る必要があります。 |
セキュアPOP3 (SSL-POP) |
995 |
SSL/TLSプロトコルフィルタリングを有効にします。複数のポート番号は、コンマで区切る必要があります。 |
対象外のアプリケーション - このオプションは、特定のアプリケーションをメール転送保護による検査から除外します。これは、Webアクセス保護によって互換性の問題が発生する場合に便利です。編集、追加の順にクリックして、アプリケーションのリストから実行ファイルを選択し、プロトコルフィルタリングから除外します。
このオプションは、通信の監視中に正常に動作していないアプリケーションに対してのみ使用することをお勧めします。 |
対象外のIP - この機能を使用すると、特定のリモートアドレスをメール転送保護による検査から除外できます。これは、Webアクセス保護によって互換性の問題が発生する場合に便利です。
このオプションは、信頼できることがわかっているアドレスにのみ使用することをお勧めします。 |