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ESET CMD

これは高度なecmdコマンドを有効にする機能です。コマンドライン(ecmd.exe)を使用して、設定をインポートおよびエクスポートできます。これまでは、GUIのみを使用して設定をエクスポート及びインポートすることが可能でした。ESET NOD32 Antivirus設定を.xmlファイルにエクスポートできます。

ESET CMDを有効にすると、2つの認証方法を使用できます。

なし - 認証なし。潜在的なリスクとなる未署名の設定のインポートが許可されるため、この方法は推奨されません。

[詳細設定パスワード] - .xmlファイルから設定をインポートするときには、パスワードが必要です。このファイルを署名する必要があります(.xml設定ファイルの署名を参照してください)。アクセス設定で指定されたパスワードを、新しい設定をインポートする前に指定する必要があります。アクセス設定パスワードが有効ではないか、パスワードが一致しないか、.xml設定ファイルが署名されていない場合は、設定はインポートされません。

ESET CMDを有効にすると、ESET NOD32 Antivirus設定のエクスポート/インポートでコマンドラインを使用できます。手動で実行するか、自動化用のスクリプトを作成できます。


important

高度なecmdコマンドを使用するには、管理者権限で実行するか、管理者として実行を使用してWindowsコマンドプロンプト(cmd)を開く必要があります。さもなければ、「Error executing command 」というメッセージが表示されます。また、設定のインポート時には、インポート先フォルダーが存在する必要があります。エクスポートコマンドは、ESET CMD設定がオフでも動作します。


example

設定のエクスポートコマンド:
ecmd /getcfg c:\config\settings.xml
 
設定のインポートコマンド:
ecmd /setcfg c:\config\settings.xml


note

高度なecmdコマンドはローカルでのみ実行できます。

.xml設定ファイルの署名:

1.XmlSignTool実行ファイルをダウンロードします。

2.管理者として実行を使用してWindowsコマンドプロンプト(cmd)を開きます。

3.xmlsigntool.exeの保存場所に移動します。

4.コマンドを実行し、.xml設定ファイルに署名します。使用方法: xmlsigntool /version 1|2 <xml_file_path>


important

/versionパラメーターの値は、ESET NOD32 Antivirusのバージョンによって異なります。11より前のバージョンのESET NOD32 Antivirusでは、/version 1を使用します。現在のバージョンのESET NOD32 Antivirusでは、/version 2を使用します。

5.XmlSignToolで要求されたら、詳細設定 パスワードを入力します。.xml設定ファイルが署名されます。パスワード認証方法によって、ESET CMDを使用してESET NOD32 Antivirusの別のインスタンスでインポートするために使用できます。


example

エクスポートされた設定ファイルの署名コマンド:
xmlsigntool /version 2 c:\config\settings.xml

ecmd_xmlsigntool


note

アクセス設定パスワードを変更し、古いパスワードで以前に署名された設定ファイルをインポートする場合は、現在のパスワードで.xml設定ファイルをもう一度署名する必要があります。これにより、インポート前にESET NOD32 Antivirusを実行する他のコンピューターでエクスポートせずに、古い設定ファイルを使用できます。


warning

認証なしでESET CMDを有効にすることは推奨されません。これにより、署名されていない設定のインポートが可能になります。[詳細設定] > [ユーザーインターフェイス] > [アクセス設定]でパスワードを設定し、ユーザーによる無許可の修正を防止します。